カリキュラム
全10回の初級着付教室のカリキュラムと、カリキュラム修了後~合同修了式&きものパーティーまでの流れについてご説明します。 なお「無料講習会を受講するのに、新しい着物を購入しないといけないですか?」とのご質問をよく頂くのですが、皆様お手持ちのきものでご参加頂いていますのでご安心下さい。
1日目
きものの着方・名古屋帯の説明(袋帯との違い)
最初に学院の概要や初級教室のスケジュールについてご説明します。(事前に説明会を実施済の場合は省略)
その後、初日は下着、長襦袢・きもの・名古屋帯に関する説明と、基本的な着方や補正のやり方についての講習をおこないます。
2・3日目
長襦袢・普段着の着方
名古屋帯の結び方
長襦袢では腰紐の結び方、普段着では背中の衿の開け具合や着丈を少し短めにすること、シワ・タルミの取り方、名古屋帯ではポイント柄が所定の位置に収まるように考えて結び始めることなど、美しく着付けするための大事なポイントがあります。
その他の大事なポイントも押さえながら、2日間かけてじっくり身に付けていきます。
4日目
これまでの総合的なおさらい(ポイント)
下着・長襦袢・普段着の着方・名古屋帯の結び方を、再度ポイントを確認しながらおさらいしていきます。
同じことを何度も繰り返しおこなうことで、一人で着れるように身に付いていきます。
5日目
浴衣の着方・半巾帯の結び方
(貝の口・蝶結び)
毎年夏になると「今年こそは浴衣を着たい。」と思っている方はたくさんいらっしゃるようですが、なかなかそうはいかないようです。
皆様のご要望も多い「浴衣」を新しくカリキュラムに入れましたので、楽しんでいただけることと思います。
浴衣や帯をお持ちでない方には、貸し出しも出来ますのでご安心下さい。
6日目
着物勉強会(問屋セミナー)
織と染めの違いと見分け方、訪問着と附下げの違い、帯の合わせ方、帯揚、帯締めのコーディネートなどを、呉服屋を訪問し、実際にいろいろな着物を見ながら学んでいただきます。
良し悪しの見分け方を知ることで、失敗しない購入の知識を身に付けることが出来ます。
また着物や帯の管理やお手入れ方法など、専門家からのアドバイスも聞けます。
7・8・9日目
柔らか着物の着方
袋帯(二重太鼓・重衿)の結び方
フォーマルな場で着用する色無地などの、柔らかい着物の着付けをします。ひもの使い方、背中の衿の開き具合や衿合わせの仕方のほか、大事なポイントを押さえながら2日間かけて学習していきます。
また、重ね衿や半衿のつけ方を実際にやってみながら憶えていきます。
10日目
総復習
これまでの9日間の講義全体のおさらいとして、皆様からの質疑・応答や分かりにくかったことをお聞きして復習していきます。
習ったあと一人でやってみたら上手く出来なかったことなど、ご遠慮なくお尋ねいただき解決していきましょう。
なお、修了式までの間は月1回程度の研修会(おさらい会)を無料で開催します。
工場見学
修了後のイベントとして博多織の帯工場を訪問し手織りと機械織りの現場見学をします。 手織りと機械織りの違い、絹糸の良し悪しなど、製品の見分け方を手にとって見ながら学習頂けます。
修了式と懇親きものパーティ―
着付けの総仕上げをかねて、全員着物を自分で着て参加する修了式とパーティを開催します。 パーティでは、クイズあり、踊りありの大変楽しい一日です。 お互いの着付けの成果を楽しみながら、生徒さん同士、生徒さんと講師の交流を深めてくださいね。